ゴールドカードの年会費

ゴールドカードの年会費は、かつては1万円前後というケースがほとんどでしたが、発行されるゴールドカードの種類が増えるにつれ、現在は多様化してきています。実際、当サイトで掲載しているゴールドカードの年会費も1,950円から30,000円を超えるものまで多種多様です。

クレジットカードの中には年会費無料のものもあります。そんな中、ゴールドカードの年会費を支払う（支払い続ける）必要があるのでしょうか。

先に言ってしまうと、価値はあります。なぜなら、ゴールドカードやさらに上位のステータスカードはどうしてもステータス性にのみ、目が行きがちですが、これらのカードは年会費無料のカードにはないサービスや特典が盛り込まれており、そのサービスを享受できる人にとっては年会費を支払っても十分元が取れるからです。

ゴールドカードの年会費に幅があるというのは前述の通りですが、では、年会費が低いものはサービスが少なく、高いものは多いのかというと一概にそうも言えません。数だけで言えば、年会費が高いゴールドカードのほうが確かに特典やサービスは豊富です。しかし、特典やサービスは、人それぞれ必要なもの、価値を見いだせるものが異なるからです。

たとえば、年会費10,500円で空港ラウンジが無料で利用できるゴールドカードに入会したとします。空港ラウンジは主に1回の利用料が1,050円というケースが多く、この場合なら目的地を年間に5往復し、毎回空港ラウンジを利用すれば、それだけで元を取ることが可能です。

しかし、国内旅行には飛行機を使わず、主に新幹線を利用するという人や飛行機は使うけれど、毎回フライト時刻ギリギリまでお土産を買っていてラウンジに行く時間がないという人であれば、空港ラウンジサービスに価値を見いだすことはできません。

また、クレジットカードの中には、指定のレストランでお食事をした場合、お食事代金を割引（またはキャッシュバック）してくれるサービスを提供しているものもあります。もし割引率が20%のお店でお食事の際の会計が10,000円だった場合、実際の支払額は8,000円となり2,000円お得に。そのお店を5回使えば年会費の支払い分に相当し、その他のサービスは無料で提供してもらっていると考えることもできるわけです。

ちなみに入会したゴールドカードの年会費が10,500円だった場合に、これを分割して考えると1日当たり28.8円、ひと月なら875円という計算になるわけですが、この金額を高いと感じるか、それとも安いと感じるかも使う人によってそれぞれでしょう。

年会費が無料のゴールドカードがあります。

イオンが発行するイオンゴールドカードは年会費が無料ですが、通常のイオンカード会員の中から特に利用歴が優れた方だけを対象としたインビテーション（招待）制のカードで、このカードを取得するには、イオンカードで一定期間利用実績を積む必要があります。

では、ゴールドカードの年会費がお得になるケース、またはそういったカードにはどのようなものがあるのでしょうか。

ひとつは初年度年会費が無料になるカードです。これはキャンペーンとして初年度年会費無料というケースがほとんどですが、中にはそのキャンペーンを常に実施している場合もあるので狙い目ですね。

また、カード利用実績や利用明細の送付を紙媒体（明細書郵送）からWEB（メール送付）に切り替えることで年会費が割引になるケースもあります。これらのゴールドカードについては、下記に一覧にまとめましたので、ぜひご参考ください。