皆さんは、ゴールドカードに対してどのようなイメージを持たれているでしょうか?
サービスが充実。年会費が高い。入会するのが難しい。ゴールドカードに対して抱いているイメージは、それぞれ違うことでしょう。
ここでは、ゴールドカードについての基本的な知識・情報を紹介します。
ゴールドカードとは、一般カード(スタンダードカード)といわれるものに、より付加価値の高いサービスや特典を上乗せしたカードのことで、カードフェイスが金色であることからそう呼ばれています。
高いレベルでサービスを提供する半面、年会費や審査基準も高いため、バブル期などは所有者のステータスを象徴するアイテムのひとつでした。
利用限度額もスタンダードカードより高く設定されているため、海外旅行など長期間の利用に高い利便性を発揮しますし、旅行時の保険・補償内容が手厚いのもゴールドカードの特徴です。
日本におけるゴールドカードは1980年にAmerican Express Internationalがアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードを発行したのが始まりです。
金色に輝くカードフェイスと上質のサービスは富裕層から高い支持を得て以降、他のカード会社も続々とゴールドカードを発行していくようになりました。
とりわけ、バブル経済のころは入会基準が「年齢30歳以上、年収1,000万円以上」と現在よりも敷居が高く、ゴールドカードはステータスシンボルとして大変な人気を博しました。
その後ゴールドカードの審査基準の変更による会員数の増加や、1993年にAmerican Express Internationalがより上質のサービスを付加した「アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード」を発行したことなどもあり、相対的にその価値が身近になりました。
また、一部のプラチナカードは招待制をとっており、申込みができないため、プラチナカードの前段階としてゴールドカードに申し込む、という方も増えてきています。
ただ、あくまで以前に比べて身近になっただけで、ステータス性や入会の難しさは今もスタンダードカードより高い傾向にあります。