プラチナカードというものをご存知でしょうか?
プラチナカードはゴールドカードよりもさらに上位のクレジットカードで、ゴールドを超えるサービスや特典を得ることのできる、まさに「ステータスカード」です。
プラチナカードとは、ゴールドカードよりも上位に位置づけられる種類のカードのことで、ゴールドカードよりもワンランク高いサービスやより高額補償の保険などを付帯しているクレジットカードのことで、「ゴールド」よりもさらに上位に位置する意味で「プラチナ」という名を冠せられています。
日本国内では、1993年にAmerican Express Internationalが「プラチナ・カード」を発行したのがその始まりで(「プラチナ・カード」はアメックスの登録商標となっています)、以後多くのカード会社のそれに倣い、現在は複数のクレジットカード会社から発行されています。
カードフェイスはプラチナ(白金)を意識したカラーリングで、カードの表側に「PLATINUM」と刻印されているものが一般的ですが、各社が独自にアレンジしている場合も多く、たとえばJCBの場合カードフェイスは黒で表側には「JCB THE CLASS」とカードの名称が表示されていますし、三井住友VISAカードのように黒または銀色のカードフェイスを選択できるケースもあります。
ゴールドカードの利用限度額は発行会社やカードの種類によって差はあるものの、おおむね200万円~300万円が一般的ですが、プラチナカードは最低で300万円。カードによっては500万円や、一律の制限を設けず、会員ごとに適正な限度額を設定しているものも多く、その取扱いは上位のクレジットカードならでは。
海外旅行保険の最高補償額もゴールドカードより手厚く、当サイトで紹介しているものはどれも最高1億円の補償となっており、旅行や出張などで海外に行かれる機会の多い方や、飛行機の利用頻度の高い方には充実した内容となっています。
また、プラチナカード発行会社ごとにサービスの詳細は異なりますが、各カード会社が提携しているホテルやレストランで、カードの提示や利用でディスカウント等のサービスを受けられたり、空きがあれば自動アップグレード(例:ツインルーム→スイートルーム)されたりと、まさに最上級のカードにふさわしい内容になっています。中には航空便の座席がエコノミーからビジネスクラスに自動でアップグレードなどというものまで。これらのアップグレードはゴールドカードにはない、プラチナならではのサービスといえ、プラチナカードの価値観を高めている要因のひとつでもあります。
ヘルプデスクもゴールドカード会員とは別の専用回線を利用でき、新幹線や航空便、ゴルフ場、宿泊施設、レストランなどの予約もヘルプデスクで希望を言うだけ。わずらわしい予約手続きなど一切不要で快適な時間を過ごすことができます。
上記のように、ゴールドカードをはるかに上回る特典やサービスが付帯するプラチナカードは、年会費もゴールド以上。2万円~5万円の年会費がかかります。
ただし、プラチナカードの種類によっては、毎年のカード更新時に年会費の引き落とし時や会員のお誕生日にプレゼントがあるなど、カードのサービスや特典以外のお楽しみも。これらを加味すると、年会費は高いですが、入会することで得られるメリットやステータス性は魅力ではないかと思います。
また、万が一プラチナカード取得後、ライフスタイルやカード利用シーンなどからその特典等が見合わないと判断された場合、カードをゴールドや一般に引き下げること(ランクアップの逆)も可能です。
一般に、ランクに限らずカードの年会費の元が取れるか否かの分かれ目は決済額とされています。webサイトやパンフレットの案内だけでは、そのカードが自分に合うかどうかまではわかりません。ランクの高いカードほど、カード決済額が大きい方でないと元を取るのが難しく、「プラチナカードを所持している」ということに満足感(ステータス)を得られるというのでなければ、ご自身の決済額から判断するのもよいかもしれません。